風邪のための自然療法セルフケア03 ハーブチンキ

数あるハーブの活用法のなかでも手軽で便利な方法が「ハーブチンキ」。
チンキとは、ティンクチャー(Tincture)のことで、ハーブの成分をアルコールで抽出したものです。

 

水(お湯)で抽出するハーブティーと比べて、ハーブチンキは少量の摂取でも効果のある手軽な活用法になります。

 

ハーブ専門店や健康食品店などで購入することもできますが、セルフで作製することもできます。
長期保存ができるので、あらかじめ作っておいて必要な時にすぐ手に取ることができるようにしておくと大変便利です。

 

 

 

ハーブチンキの利点

 

多くの成分を摂取することができる

ハーブには多様な成分が含まれています。

ハーブティーはハーブに含まれる水溶性成分のみを抽出することに比べ、アルコール(ウォッカなどの蒸留酒)に浸して得られるハーブチンキは水溶性成分と脂溶性成分の両方を一度に抽出することができます。

 

少量でも速効性がある

一度の摂取量は少量(1〜3ml)で、口腔や胃の粘膜からも吸収されます。

ハーブティーを何杯も飲むより摂取しやすいです。

 

手間が少ない

作製したチンキを保存瓶に入れ、必要な時にすぐ摂取することができます。

 

長期保存ができる

約1年間の保存ができます。

 

 

風邪かな?「エキナセアのチンキ」

 

さて、風邪の流行する季節に常備しておきたいのが、「エキナセアのチンキ」です。

 

エキナセアは北アメリカ原産の薬草で、免疫系を活性化させる力があります。
ドイツを中心に過去50年以上にわたってエキナセアの研究が行われ、風邪やインフルエンザなどの感染症、ヘルペス、カンジダ炎などにも有効であることが報告されています。
他にも、抗ウイルス作用、抗炎症作用があることから、風邪・インフルエンザによく用いられる代表的なハーブです。

 

朝起きて、喉の調子がおかしいな・・
夕方頃、からだがだるいな・・

と感じたときの一つの手として、私はこのエキナセアのチンキ剤をよく選びます。

 

 

風邪の予防とケアのためのエキナセアチンキ

【材料】
・エキナセア(ドライ) 10g
・ウォッカ(40度程度)100ml

 

【作り方】
1.蓋がしっかり閉まるガラス瓶(ジャム瓶など)を煮沸消毒する
2.ハーブを瓶に入れる
3.ハーブがしっかり浸かるまでウォッカを注ぐ
4.冷暗所に2週間ほど置いておき(時々瓶を振る)
5.ガーゼでハーブを濾し、保存瓶に入れる

*スポイト付の保存瓶に入れておくと、より使いやすいです。

 

【飲み方】
カップ1杯の飲み物に1〜3ml(小さじ2分の1程度)入れて1日に3回飲みます。
子どもの場合は、極少量を熱湯に滴下してアルコール分を揮発させ、冷まして飲みます。

 

 

ハーバルケアは、予防としても活用できるところが医薬品との大きな違いの一つです。
風邪にかかる前に、または悪化させてしまう前に、

 

からだの声に耳を澄ませて自分をいたわる習慣

 

として実践を続けていきたいと思います。