風邪のための自然療法セルフケア 04 子どもの咳のハーバルケア

私は2009年生まれの息子の妊娠・出産、子育てにハーブ、アロマ、フラワーエッセンスを主にした自然療法を実践してきました。
それらの自然界のレメディは、今もなお彼自身の生命力を信頼する大きな助けになっています。
 
どのお母さんもきっと、「子どもが心身ともに健やかであってほしい」と願うものですよね。
そんな母性の願いを持ちながら子育てに役立てることができるのが、ハーブなどのレメディです。
 
さて、今回は子どものための風邪のケアについて。
風邪の季節に活躍するハーブである「タイム」の活用法です。
 
 

風邪の予防とケアに役立つハーブ

 

タイム

Thymus vulgaris
 
 
中世ヨーロッパで黒死病(ペスト)の流行時、タイムは「悪魔に打ち勝つヒーロー」として勇気の象徴になりました。
細菌の存在や感染のメカニズムが解明されていない昔の時代では、病は悪魔の仕業と見なされており、タイムはそれに対抗する唯一の手段だったからでした。
 
タイムの特徴的な香りは、チモールやカルバクロールという芳香成分(=精油)。
そのほかにフラボノイドやサポニンなど、多様な成分が含まれます。
 

・抗菌作用

・抗ウイルス作用

・気管支鎮痙作用(気管支の痙攣を鎮める)

・鎮咳作用(咳を鎮める)

・去痰作用(痰を出しやすくする)

 
に優れているので、風邪の感染や呼吸器系の不調によく用いられるハーブです。
 
息子の風邪予防や一つのお手当て方法として、上気道カタル(喉のいがいが、咳、痰、鼻水など)症状に時々使っています。
 
 

タイムの活用法

1 うがい水

 
 
 
 
こちらは栽培しているフレッシュハーブですが、ドライハーブでもOK。
濃いめのハーブティーを作る要領で、冷ましてからうがいします。
 
 

2 蒸気吸入

 
(昔の写真。ジュニア、小さいっ)
 
 
洗面器にお湯を入れ、そこへタイムを投入。
タイムの芳香成分(=精油)が乗った湯気を、喉や鼻から積極的に吸い込みます。
 
粘膜や肺胞などへ直接的に作用させることができますので、蒸気吸入は呼吸器系のトラブルにとても有効な方法です。
 
アロマセラピーでも同じ方法がありますが、ハーブの場合は精油よりも刺激が少ないので小さな子どもに適しています。
 
 
 

3「温湿布」

 
 
 
 
蒸気吸入が終わったら、お湯を足してタオルを浸し、湿布します。
 
胸や背中にしてあげると気持ちよさそう。
 
「大丈夫だよ」
「温めてあげるね」
 
そんな親子のスキンシップも自然治癒力をアップさせてくれるでしょう。
 
 
ハーブのお手当ては、子どもに、そして母親自身にも安心感をもたらしてくれます。
子どもが大人になった時、こんな些細な日常を忘れてしまうかもしれませんが、からだはきっと憶えています。
自然療法は、子どもの無意識の自己肯定感のようなものを育てることができるのです。
 
ハーバルケアは、ハーブそのものの有用価値はもちろん、子どもの心身の健全さを育てながら親子関係を良好に維持する手段にもなる。
 
私にとって、ハーブはそんな風に役立ってくれます。