風邪のための自然療法セルフケア 06 子どもが喜ぶ感染予防のアロマレシピ

風邪の予防やケアをどのようにすればよいか、大きく分けて2つのアプローチに分けて考えます。

(1)感染を防御する(ウイルス側)
(2)免疫力を高める(自分側)

【関連リンク 》》風邪のための自然療法セルフケア 05 なぜアロマセラピーは風邪予防とケアに役立つのか?

 

今回は(1)の感染を防御するためのアロマセラピーの活用についてです。
風邪ウイルスの感染を予防するためによく使われる精油と、その使い方についてご紹介します。

 

アロマケアの全体像

精油(エッセンシャルオイル)には沢山の種類がありますが、一般的に家庭で用いられるのは30〜40種類です。

そして、精油の活用法として大きく4つあります。

 

・香りを嗅ぐ
・蒸気を吸入する
・入浴する
・皮膚に塗布する

 

精油 × 活用法

の組み合わせで、多種多様に実践することができます。

 

さて、風邪対策としての予防やケアには、感染の防御が期待できる精油を用います。
その場合、たとえば「抗ウイルス作用」のある精油を選びます。

適した精油を選んだら、次は活用法を考えます。
精油をハンドソープに活用したり、ディフューザーで空気中に拡散させたり、暮らしの中で実践しやすい方法から始めるとよいですね。

 

風邪の予防とケアによく使われる精油

抗ウイルス作用のある代表的な精油

・ユーカリ・ラディアータ Eucapyptus radiata
・ティートリー Meleleuca alternifolia
・ラベンサラ Ravensara aromatica
・ニアウリ Melaleuca quinauenervia
・ローズウッド Aniba rosaeodora

その他にも、ラヴィンツァラ Cinnamomum camphora、レモン Citrus limonumなど多数あります。

 

アロマセラピーが未経験の方や、本当に効果あるの?と疑問に思われる方へ、学術論文の内容を簡単にご紹介します。

・上記の精油が、ウイルスの増殖を抑えた。特にユーカリ・ラディアータ、ティートリー、ラベンサラは、全ウイルス量の90%以上を抑制。

・ウイルスに低濃度の精油を直接滴下する方が、芳香する(精油を空気中に漂わせる)よりもウイルスを強く不活性化させる。

・精油の芳香は、感染後より感染前の方が生体防御をより活性化させる。

つまり、

ユーカリ・ラディアータ、ティートリー、ラベンサラなどの精油を、手や粘膜(のどや鼻)に付着させること

が、ウイルス感染の予防や症状を和らげるのに役立つことが期待されます。
(出所 「植物精油の直接接触および芳香暴露の抗インフルエンザウイルス作用に関する研究」アロマテラピー学雑誌 2009)

 

実践方法

抗ウイルス作用のある精油、特にユーカリ・ラディアータやティートリーは、風邪の流行期には必須アイテムです。

 

1. 手指に塗布する

*重要*
精油は原液で皮膚に塗布せず、必ず基材(植物オイルやジェルなど)に薄めて使う(1%〜2%濃度)のが基本です。

 

 

アロマハンドソープ

手洗い用の液体石けんに精油を混ぜます。我が家では、無香料の液体石けんに精油を入れています。
風邪の流行る時期だけに限らず常備しています。
(シトラス系の精油も加えると、家族にも好まれる香りのブレンドになります♪)

 

アロマハンドジェル

植物オイルやアロエベラジェルなどに精油を薄めて混ぜ、ハンドクリームの要領で手につけます。
手のひらに精油をとどまらせつつ、ベトつかないジェルがおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. 精油を含んだ蒸気を吸入する

 

お湯を沸かして洗面器に入れ、そこへ精油を2~3滴入れます。
その湯気に乗って揮発する精油を鼻や喉から積極的に吸い込みます。
マグカップでもできます。

 

*注意*
精油は目に刺激があるので、目は閉じておこないます。

こちらの方法は感染予防だけでなく、鼻水や咳などの初期症状のときにもおすすめです。
鼻や喉の粘膜に直接的に作用させることができるので、効果を実感しやすい方法です。

 

 

3. 芳香浴をする(空気中に拡散させる)

 

 

ティッシュなどに精油を1~2滴垂らす

鼻の粘膜に吸着させるように嗅ぎます。

これはカンタンですね。

スプレーを作ってマスクにシュッとするのも良いです。

 

 

アロマディフューザーを用いて部屋に精油を拡散させる

 

 

 

 

 

 

 

アロマディフューザーとは、精油を霧状にして部屋に拡散させる専用の道具です。
精油を10~20滴くらい入れてスイッチオン。
様々なタイプのディフューザーがありますが、このような精油をミストにするタイプのものは拡散力がパワフルなので、広い部屋に適しています。

 

洋服の袖に精油を1~2滴垂らす

歩くディフューザーです(笑)。

袖口にユーカリ精油を1滴ずつ垂らすのがこの時期の日課で、ジュニア(息子)も朝の儀式のように腕を差し出します。

私はスカートの裾に垂らしたりもします。

 

 

子どもが喜ぶアロマセラピー

「子どもにはなるべく自然なものでケアしたい」と考えるお母さんにはアロマセラピーは本当に役立ちます。

私もその思いでアロマセラピーを学び、実践している一人です。

 

何より、子どもは「香り」に一瞬で反応します。

そして、一緒に香りを感じ、一緒にケアを楽しむことができるツールなのです。

アロマセラピーは、今もなお私たち親子のコミニケーションを良好にしてくれて、かつ不調を予防したりケアできる方法です。

 

ところで、アロマセラピーで用いる精油は、自然界のものであると同時に使い方には注意が必要です。

特に妊産婦、乳幼児、特定の疾患を持った方などに対しては、知っておくべき使い方のルールがあります。

けれども、

・精油は100%天然で、安全性の高い種類を選ぶこと
・必ず低濃度に希釈して使うこと

という基本を守った上で活用するのならば、安全で簡単で効果的な予防法やケア法になります。

 

「精油って子どもにも大丈夫なの?」と思われるかもしれません。

もしそのような恐れがあるのならばしっかり学ぶことです。

安全がベースにあってこそ、楽しむことができるのではないでしょうか。

 

子どもの笑顔が見たい気持ちはどのお母さんも同じですよね。

家庭で風邪対策をしながら、子育てを楽しめる。

それがアロマセラピーの魅力の一つです。