「Heal Thyself 汝自身を癒せ 」 エドワード・バッチ #08 魂の調和と旅の仲間

病気を乗り越えられるかどうかは、主に次の4つの点にかかっている。

①人間の本質には神性が存在し、その力によってあらゆる誤ちを乗り越えることができると気づくこと

②病気の根本原因は魂と人格との葛藤であることを知ること

③その葛藤を引き起こしている欠点を見つけ出す意志を持つこと

④欠点を立ち退かせるには、それと反対の美徳を養うこと

将来、医学は病気の真の原因を知り肉体に現れている結果が単なる二次的なものに過ぎないことを理解するだろう。そして心身と魂の調和をもたらすための努力に集中するようになるだろう。

使われるレメディは自然界という薬局にある。人間の心と体を癒すために与えられたハーブと美しい植物から得られるはずだ。

人はいつも平和な心を保たなければならない。常に穏やかな湖、さざ波すら立たない静謐な湖を保つために、毎日少しの時間をとって平穏の恩恵について静かに考えること。そして穏やかに静かに考えて行動すること。

ほとんどの人に、あまり目立たない役割が与えられている。内なる神に定められた特別な仕事を自ら進んで果たすのだ。 病気の人にとって、心の安らぎや魂との調和は回復への最大の後押しとなる。症状の軽いうちに数時間、完全にリラックスして、自分の高次の自己との調和をはかることができたら病気は悪化しないだろう。

どんなに悲劇的なことが起こっても、それは人間の進化のための一時的な段階である。病気でさえ、それ自体は恩恵であり、最終的には完全に向かうための力となるよう意図された法則が働いているという安心が与えられる。

この知識を得れば、大変な重荷になるようなことであっても、憂鬱になったり動揺したりすることはない。 高次の自己との交流によって心の調和を保つことができる。あらゆる障害を乗り越え、道を迷わせる影響力にぐじけることなく、自分に定められた使命を果たすためのまっすぐな道に沿って人生の旅路を進むことを可能にする。

人間は自分らしい個性を養い、世間のあらゆる影響から自分を解放しなければならない。自らの魂の命ずる声だけに従い、環境や他の人たちに左右されず自分自身の主になる。人はどんなことがあっても必ず自由を手に入れなければならない。

これに向かうとき、最大の難関がごく身近な人である場合がある。周囲の人からの干渉を受けないようになるためには、魂の声だけが自分の従うべき努めであることを心に留めることだ。 同時に、人に自由を与えるよう気をつけなければならない。

人に何も期待せず、人が困難に直面し助けを必要としている時にはいつでも進んで励まし、力になるべきである。母親であろうと、夫であろうと、友人であろうと、見知らぬ人であろうと、全ては共に旅する仲間である。それぞれが同じ輝かしい目的を目指して一緒に旅する大いなる共同体の一部なのである。

私たちは決して後悔せず、後ろを振り返らず、前へ着実に突き進まなければならない。恐れは投げ捨てねばならない。自分の神性を見失った時にだけ現れるのが恐怖である。

慈愛と友愛という特質を最大限に養うこと。 人間の悩みは全て大いなる源との分離感が原因である。愛を養い、偉大なるユニティを心から理解すればすぐに消える。

体は自分の内面の現れであり、内的な性質が現実に具現化したものである。 自らに神性があることを受け止め、輝く太陽の光のもとを辿れ。そして幸せであり、他人にも幸せを分かち合うという「完全なる計画」に加わるよう、真剣に、確かに、自分の為すべき仕事を為すのだ。

〈参考文献〉Edward Bach「Heal Thyself」1931 (Bach Centre electronic edition) | 「バッチ博士の遺産」バッチホリスティック研究会 2007 | ジュリアン・バーナード編「エドワード・バッチ著作集」BABジャパン 2008