心地よさと美しさを求める女性に寄り添う美と健康ウェブメディア 『Woman Wellness Online』にて、2017年6月に掲載された寄稿記事です。
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夏の季節に気になるのは、日焼けやあせもなどの皮膚トラブル。
そこで、アロマセラピーのあるナチュラルライフを実践する筆者が、夏のスキンケアに欠かせないアイテムである「フローラルウォーター」をご紹介します。
フローラルウォーターとは
遠い昔から人々は薬草としてのハーブを暮らしに活用してきました。その中の一つが「フローラルウォーター」です。
香り高いハーブを蒸気にさらし急冷することによって得られるものがアロマセラピーで用いる精油(エッセンシャルオイル)です。その際に同時に抽出される水溶性の液体が「フローラルウォーター」です。
芳香蒸留水、ヒドロラーテ、ハイドロソル、ハーブウォーターとも呼ばれ、アロマショップ等で入手することができます。
代表的なものにラベンダーウォーター、ローズウォーター、カモミールウォーターがあり、その他にもペパーミントウォーター、ゼラニウムウォーター、ネロリウォーターなどの種類があります。
夏にはラベンダーウォーターがおすすめ
フローラルウォーターは、皮膚の浄化、保湿、引き締め、かゆみの緩和など様々なスキンケア効果が期待できます。
精油とは異なり肌への刺激が少ないため、お肌の敏感な方、乳幼児でも直接皮膚に塗布して使うことができます。
筆者は夏の季節には日焼けした肌のアフターケアのためにラベンダーウォーターを常備しています。一日中野外で過ごした日の晩は、炎症を鎮めるラベンダーウォーターを顔や腕などにたっぷりスプレーします。化粧水としても日常的に活用できます。
また、小さな子どものスキンケアにも大活躍。あせもの回復、すり傷の洗浄などにも役立ちます。
手軽なスキンケアとしてのアロマセラピー
フローラルウォーターは、精油に比べると芳香成分は極わずかですが、自然界の植物の香りは多くの人に心地よさを感じさせます。
スキンケア効果はもちろん、花々のほのかな香りが一日の疲れをほぐしてくれるのです。
健康な素肌をつくるには、子どもの瑞々しいお肌のような再生力を維持するとともに、心にゆとりを持つことも大切ではないでしょうか。
夏の日のセルフケアに、自然のやさしい香りの恵みをぜひ活用してみてくださいね。