ある日の夕食。ご飯とお味噌汁とお漬物。なんの変哲もないように見える質素な和食なんですけれど、ていねいに料理したらいつもより美味しかったんです。
健康の基本は食。そう思います。免疫力を高めるために、ハーブだ!アロマだ!という前に、食事をおろそかにしてはならないのです。新鮮で栄養のある素材を選び、ていねいにあつかい、美味しいご飯を心を込めて作って感謝していただくこと。これこそが心とからだの健やかさのための暮らしの基本だと思います。
うちのジュニア(男児)は育ち盛り。普段は子どもが喜ぶメニューも多く登場します。パンも大好き。週末は手作りピザやトルティーヤを食べるのが我が家の習慣でもあります。けれども、基本はやっぱりご飯とお味噌汁。最近は自宅にこもっているので活動量が少なく、また春のデトックスも兼ねて、この日はあえてお坊さんみたいな食卓にしてみました。

炊きたてのご飯が大好きです。今回のお米は富山産の無農薬の胚芽米。火加減を調整して炊き方を少し変えてみました。
ところで、私は土鍋を信仰しております(笑)。一人暮らし時代から、今もなおです。この土鍋は当時から愛用しているものなので、気づいたら15年以上のお付き合いになります。底に浅いひびが少し入っていますが、まだまだ使える。私の食生活になくてはならない存在。いつか割れてしまった日には泣くかもしれません。。
野菜は有機か低・無農薬のものを。お米と合わせて、らでぃっしゅぼーやの宅配サービスで定期的に送ってもらっています。土鍋と同様、かなり長い間お世話になっています。家の近くの食料品店でもお買い物しますが、らでぃっしゅさんとその先の農家さんとのつながりは特に大切にしています。信頼と、有難い気持ちでいっぱいです。
お味噌汁は昆布とかつおぶしから出汁をとって。お漬物は糠で浅漬けにしました。いくらでも食べられます。梅干しは去年の梅雨に手塩にかけて作ったもの。ふりかけは出汁をとったかつおぶしで夫が作りました。山椒がいい香りです。
「いつものご飯なのに、いつもよりなんか美味しい」とジュニア。待ってました、その言葉。
いのちある、つながりのある食を。感謝して調理し、ていねいにいただくこと。栄養的な視点だけでなく、「食べ方」にも健康の秘訣があるのではないでしょうか。
健やかに食べることが健やかに生きることだと思います。
秋山 真理子
心・からだ・魂を調和するハーブ療法(メディカルハーブ、アロマセラピー、フラワーエッセンス)を研究。家庭の自然療法を学ぶナチュラルレメディスクール フランフルール主宰。ナチュラルライフ歴15年以上。【健やかで心地よい暮らしを自らの手でつくる】を旗印に、ハーブ療法によるセルフケアに役立つ知識と実践について発信しています。