花粉アレルギーに対するホリスティック(全方位的)なセルフケアを実践するにあたり、3つのアプローチに分けて考えたいと思います。
今回は、からだから働きかけるセルフケアについてまとめます。
セルフケアの前に
前置きとして、アレルギーのセルフケアにおいて大切なことがあります。
それは、アレルギーはライフスタイルの改善と心のケアが重要だということです。
表れている症状は結果に過ぎず、それに対してハーブや精油などを使用するだけではホリスティックなケアとは言い難いです。
医薬品を代替しただけの部分的な対症療法と変わりありません。
それでも、目の前のつらい症状を少しでも軽減するという目的でハーブや精油を用いることには大きな意味があると思います。
からだを楽にして、こころにも余裕が生まれたら、ライフスタイル改善や心のケアを少しずつ進めていく。
その先に全体的で根本的な改善があるのではないかと思います。
花粉の季節に有効なメディカルハーブ
植物による自然療法のなかでも特に身体的なアプローチに特に有効なのがメディカルハーブです。
花粉アレルギー症状を緩和すると同時に、予防としての体質改善にも役立つハーブを含め、代表的なものを選んでみます。
ネトル
ビタミンやミネラルを豊富に含み、利尿作用、浄血作用があります。アレルギー体質の改善に有効なハーブの代表格です。
エルダーフラワー
抗アレルギー、抗カタル作用(炎症を鎮め粘液を排出する)、利尿作用があるため、鼻や喉の炎症の緩和に役立ちます。
ジャーマンカモミール
抗炎症、抗アレルギー作用、抗ヒスタミン作用があり、炎症を和らげます。神経系を鎮める作用により、アレルギーの温床となるストレスを緩和することも同時に期待できます。
カレンデュラ
皮膚・粘膜の修復に有効で、消炎作用があります。花粉アレルギー症状が出る時期の鼻や目元のケアのために、温湿布で用いたいハーブです。
セルフケア実践例 ハーブ編
ブレンドハーブティー
ネトル
エルダーフラワー
ジャーマンカモミール
花粉の季節のセルフケアとして、これらのハーブを中心としたブレンドハーブティーを一日1〜3回飲みます。予防的なケアとしては、花粉の時期の1〜2ヶ月ほど前から飲み始めます。
多くの人が飲みやすいハーブのブレンドではないかと思います。ハーブティーは1回飲むだけでなく、習慣として継続することが大切です。
フェイス温湿布

鼻や目元などに直接アプローチしたいときに使える方法がハーブの温湿布です。
ジャーマンカモミール
カレンデュラ
2種のハーブを用いて、濃いめのハーブティーを淹れるようにして浸出液を作り、洗面器に注ぎます。ちょうど良いお湯加減になるようにお湯を足し、そこへタオルを浸して、顔にそっとあてます。
ムズムズ、かゆかゆが、ずっと楽になるのを実感できます。
毎日の食事の土台にハーブのセルフケアを
最後になりましたが、ライフスタイルのなかでも最も基本となるのが毎日の食生活です。
体質改善の基本は食にあります。
炎症を促進する食品を避け、積極的に発酵食品や食物繊維を摂って腸内環境を整えること。
そして、なにより春の山菜をからだが求めています。
蕗のとう、菜の花、せりなど、苦味のある春の旬の食材が、不自然になってしまっているからだの状態が自然に戻るのを助けます。
日々の食卓を整え、その土台に重ねるようにハーブを実践することが理想的と言えるのではないでしょうか。


