ドイツのアロマブランド「PRIMAVERA(プリマヴェーラ)」#02 純粋さと情熱を応援したい 

精油を選ぶということは、香りの心地よさはもとより、どんな人のどんな想いによって自分の手元にあるのかを知ることは大切に思います。良いものには必ず手掛けた人の意識が顕れているものだからです。

ドイツのアロマブランド「PRIMAVERA(プリマヴェーラ)」の創業者であるウーテ・ロイべさん。プリマヴェーラの精油を私が愛好する理由の一つは、彼女に共感するところが大きくあります。

現地ドイツの新聞記事によると、ウーテさんの活動は健康なライフスタイルへの貢献や精油の原料である植物栽培の持続可能性について社会的に高い評価を得ているようです。

彼女の創業ストーリー、精油に込めた想いについてのお話です。

生命力あふれる香りのインスピレーション

1980年代のこと。ウーテさんはドイツ・ミュンヘンにて小さな自然食品店を営んでいました。

母親でもあるウーテさんは、「子どもたちを豊かな自然の中で育てたい」と望み、やがてドイツ南部のアルゴイ地方へ移住します。

そして森と牧草地に囲まれた村の農家の家を借りました。偶然にもその農家には精油を作るための部屋があったのです。ウーテさんはそこで純度100%の天然の香りと出会いました。

その強い生命力に満ちた香りが、ウーテさんを一瞬のうちに魅了させました。彼女は以前にベルリンで臨床検査士として働きながら医学部への入学を考えていましたが、精油の心身への治癒的な効果について開眼し、進む道を急きょ変えることになったのです。

それから友人であるアロマセラピストのリチィさんと一緒に、精油を巡る旅に出ます。

「私たちもこの素晴らしい香りを多くの人々に伝えたい」

二人の女性たちのこの純粋な想いからプリマヴェーラは始まりました。

自然との調和を重んじ、草原の草木を蘇らせる力の化身であるローマ神話の“春の女神”パーティン

自然への絶対的な信頼

ウーテさんとリチィさんは、精油をつくるための芳香植物が伝統的に栽培されているイタリアやフランスの各地を訪ね歩きました。

そしてイタリアの農業共同体「アグロナトゥラ」と契約し、天然精油の製造と販売をいよいよスタート。当時の精油の種類は、ラベンダー、ローズマリ、セージなど15種類ほどでした。

その後、年月をかけてプリマヴェーラはドイツ最大の精油メーカーへ成長しました。現在は200種類以上の精油が世界中に提供されています。

彼女の言葉、「自然は人間が必要とするものを全て与えてくれる」。ウーテさんの根底にあるのは、自然への絶対的な信頼です。それがプリマヴェーラの精油が多くの人々の手に渡ることを支えているのだと感じます。

農家さんとの絆のある精油づくり

プリマヴェーラは創業以来、「オーガニック栽培プロジェクト」を打ち出しています。それはフェアトレードの徹底によって築いた生産農家さんとの信頼関係から成り立っています。

精油の原料となる植物は、「本来その植物が自生している土地で栽培されることが望ましい」というのがウーテさんの変わらぬこだわり。

また質の高い精油を生み出すには、化学肥料や合成の除草剤・殺虫剤を一切使わない栽培、つまりオーガニック栽培であることは当然のこと。

けれども農家さんにとって、オーガニック栽培は大きなリスクが伴います。通常栽培から切り替えるのに3年はかかる。何年もかけて出来上がった精油でも品質が悪いと受注が一切無いというリスク。

そこで、ウーテさんはそのようなリスクを農家さん側には一切負わせない、と決意。出来上がった精油の香りの質を問わず、畑丸ごとを最初に買い取ったのです。一つ一つの農家さんが安心してオーガニック栽培ができるように体制を整え、精油の供給源を世界各地に広げていくことに成功しました。

(2012年 Entrepreneur of the year 受賞。女性起業家として社会貢献を続けるウーテさんはカッコいい。)

応援の気持ち

心底良いと感じるものを多くの人に届けたいという想い。精油を通して、世界を視野に真を追求する姿。そんなウーテさんの純粋さと情熱を応援したくなります。

私にとって何か商品を購入することは、それに関わる人たちへ心からの応援の気持ちを届けることでもあります。精油を使うことによって永続的に自然の恩恵を受けたいのならば、自分だけの益だけではなく、関わる全ての人を幸せにしているかどうかという視点も大切にしたいもの。プリマヴェーラの精油の裏側にはその仕組みがあります。

プリマヴェーラは2016年に創立30周年を迎えました。世界中のファンと共に、私もプリマヴェーラの精油をこれからも使っていきたいです。

PRIMAVERA プリマヴェーラ ブランドサイト

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