「Heal Thyself / 汝自身を癒せ」エドワード・バッチ #04 魂の令することに従う

あらゆる病気の根本原因は自己愛である。したがって、すべての苦しみを解く確実な方法とは、自己愛を他者への慈愛に転換することである。周囲への愛と思いやりに我を忘れることを充分に育むことができたら、私たちの個人的な悲しみと苦しみはすぐにも終わる。

人間の究極の目的は、人々への献身の中に私心を無くすることである。けれども、多くの人はこの状態に達するまでに相当の道のりがある。そのために世界の偉大な教師たちの手本に従い、内なる魂と結びつくことで、全てが可能であるという信念を持たなければならない。

人は皆、未熟であり、全ての人は望む通りの完成へと向かっている。あらゆる人や生き物がどんなに卑しく見えようとも、その存在の内に神の火花があることを忘れてはならない。

また正しいか間違いか、良いか悪いかは、単に相対的なものである。善行と言えることも、特定の思想や教えを学ぶ人にとっては誤りということもある。逆に悪と呼ばれるものは、別の場所では善となり得る。

理想とするものの基準も相対的である。 高慢さに悩むときは、私たちは魂の光に助けられなければどんな良い仕事もすることができない無に等しい存在である。

残酷さや憎しみが進む道を阻むのならば、愛が世界の基盤であることを思い出すこと。そして私たちを傷つけた人の中にさえ良いところを探そうとすることで、その人がより良くなるだろうという希望と思いやりを育てることができる。

私たちの生きる目的は、他人からの影響に屈せず高次の自己の命ずる声に従うこと。ゆっくりと自分自身の道を進み、同時に他者に干渉せず、意地悪や憎しみで傷つけないこと。

自己愛による病気を癒すためには、自分に向ける関心を他の人に向けることである。他の人の幸福に没頭するように夢中になると、自分のことを忘れられる。これ以外に確実な方法はない。

心の不安定さは、自己決定力を養うことで根絶やしにできる。

無知を根絶やしにするためには、経験することを恐れないこと。これまでの信念が、より広くて新しい知識を得る妨げにならないように注意すること。

強欲は仲間の魂の成長を妨げる。あらゆる存在は魂の命ずるものに従ってこの世に生まれてきている。その成長において仲間を励ます以外のことをしてはならない。自分より弱い、経験のない仲間に対して、いつでも希望を持たせ、進んで手を貸し知識や機会を与えて助けなければならない。

幼少期には魂と密接につながりがあり、人生でなすべきことや個性の育ちについて明確に理解している。親や教師は本人の内なる高次の自己の成長を促すように努めるべきである。同時に自由を与えること。 魂の命ずる声にしたがって、真の個性を熱心に養っていかねばならない。進歩すればするほど、周囲の人に大きな恵みとなれることを忘れてはいけない。

他人の力になる時には注意が必要で、相手が誰であろうと関係なく力になりたいという願いは心の奥底から湧いてくるものでなければならない。 自分の役割が、ある一人に対するものか、多くの人に対するものか、誰にどのように奉仕するべきかを告げるのは私たちの良心の声だけである。それがどのような指示であっても、精一杯に従わなければならない。

〈参考文献〉Edward Bach「Heal Thyself」1931 (Bach Centre electronic edition) | 「バッチ博士の遺産」バッチホリスティック研究会 2007 | ジュリアン・バーナード編「エドワード・バッチ著作集」BABジャパン 2008

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