心とからだを整える食事

もくじ

唯一の正しい食事法はない

心身の健やかさを決める要素の一つに、「心とからだに良い食事」があります。

世の中には正しいとされる様々な食事法があります。けれども私たちは情報を得れば得るほど、互いの矛盾に混乱することも多くあるのではないでしょうか。ある食品について良いとされると同時に、他方では悪いと説かれることはよくあることです。

「どんな食事が正しいのか?」その問いに対する唯一の答えは無いと私は思います。また食事は健康維持のために重要なことですが、食事だけが唯一の健康法では無いとも考えています。

だから、個々人にとっての正しい食事とは、「自分にとって」どんな食事が最適なのかを知ることから始まる。
それを心とからだで感じ、分かること。

ライフスタイルはより良く生きようとする「意識」によって成り立ちます。
新しい食習慣を身につけるまでは「〜をする」あるいは「〜をしない」という意識が必要になります。それは無意識で自動的にできるようになるまでのこと。
時間をかけるべきは、何を習慣にするかを取捨選択することです。

私はハーブ、アロマセラピー、フラワーエッセンスをヘルスケアに役立てています。ここで強調しておきたいのは、それらのナチュラルレメディを手に取る以前に大切な基本の食生活について、日々の見直しや改善が大切であるということです。

健康に関する本を多く読むのですが、色々な情報の中から、現時点で私もそうだと感じるもの、私のからだに合うものを書き記しておこうと思います。

何を食べるか、食べないか

①積極的に摂取するもの
・生命力の高い新鮮な果物、野菜、米(無農薬または有機)
・発酵食品(味噌、納豆、漬物、キムチなど)
・ニンニク
・生姜
・レモン
・ハーブティー、ハーブチンキ
・緑茶
・梅肉エキス

油は圧搾法による菜種油、オリーブオイル、ごま油を使っています。くるみ、アーモンドなどのナッツ類は炒ったものをレーズンと一緒に食べたり、パンやおやつに時々入れたりします。
私も家族もお魚が好き。海洋汚染が低い地域のものを選びます。お刺身で食べることが多いです。
食事メニューは、「今日は◯◯が食べたい」という感覚や気分によることもしばしば。

かなり昔の話ですが、以前に勤めていたオーガニック食品会社の先輩が有機野菜を宅配で買っているのを知りました。その影響で私も一人暮らし時代から美味しい野菜を宅配で入手するように。結婚して子どもが生まれても相変わらず宅配にお世話になっています。
近所のスーパーや、ナチュラルマーケットでもお買い物します。

②摂取しないもの、なるべく摂取しないもの
・食品添加物
・合成調味料
・放射性物質
・精白された砂糖、小麦粉
・ショートニングが含まれる食品
・缶詰、冷凍食品
・乳製品
・飼料や生育環境などが不明な動物性食品

このように書き出してみると、豊富な種類の食料品の中であれもしない、これもしないという制約が多いかもしれません。
けれども①の積極的に摂る方に意識を向けていれば、自然と②のものが必要なくなってくるという感覚があるので、それほど窮屈に感じることはありません。ネガティブリストは、ポジティブなものを選択した結果とも言えます。

美味しく食べる

食べ方について一番気を配っていることは、感謝すること。自分の命が他の命によって成り立っていることと、そのつながりを感じること。これは精神性のケアに通ずる部分でもあります。

・感謝の気持ちでいただく
・落ち着いた、楽しい雰囲気の食卓を囲む
・ゆっくりよく噛んで食べる
・食べ過ぎない
・就寝の3時間前には夕食を摂る

望むものを食べる自由

完璧にできない日ももちろんあります。
頂き物や、会食のときなど社交性を優先する時もあれば、子どものおやつなど手間と時間を優先する時もあります。
普段の基本の食事を怠らないことを心がけていれば、たまに羽目をはずしても大丈夫。
そしてデトックスケアをすること。

厳しい”戒律”で自分を縛り、かえってストレスになってしまうのなら本末転倒です。
究極は、自由に何を食べてもいいというスタンス。

必要なものを、必要なだけ、自由に喜びを持って食べること。
それが心とからだを満たし、生命力を高める食事だと思います。

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