色々調べものをしていると、いつもこの有り様です。免疫についてをもう一度復習。生物学の本を引っ張り出してくると、「自分自身を知るには、生物学が必要不可欠である」とあった。確かに。
「癒す心、治る力」の著者、アンドルー・ワイル博士のWebinerが公開されていると知り、見てみたり(100%は聴き取れないけど汗)。ワイル博士の著書からホリスティック医学、健康について教えてもらったことは数知れず。しかし、根はやはり西洋的。永続的な健康を考えるとき、私は東洋的な思想とアプローチがどうしても必要なのではないかと強く感じています。
なぜなら、東洋的な視点では3次元の物理的な身体だけでなく、不可視領域のからだを含めた「いのちのはたらき」について触れるからです。ワイル博士ももちろん、その部分に迫っていますけれども、「生まれ」による生命観や人生観の違いってあると思います。ホリスティックな思想を同じくしていても、アメリカ人と日本人では素地が違うので、微妙に異なるのではないか。生きることについての哲学も西洋と東洋に違いがありますよね。どちらが正しいということではなく。その違いを埋めるものは何なのか、最近の私の考え事の一つです。
ハーブ(精油やフラワーエッセンスを含む)の恩恵を受けるときもそう。やはり自分以外(ウイルスなど)に対して使うのは西洋的。自分に対して使うのは東洋的。自分に対して使うとは、たとえば自然治癒力が最大に発揮されるには?を目的とすることです。抗ウイルス作用のある精油を問うのはその場をしのぐには相応しい可能性があるかもしれませんが(COVID-19対策として抗菌作用は論外)、長期的な健康を目指すのなら免疫の働きを円滑にするための精油は何かを問うことだと思います。ありていに言ってしまえば、精油なんかがなくても健康でいられることが一番健康なのですけれども。。(爆)
最近読んだ記事で興味深かったものがありました。生物学者・福岡伸一さんのお話。ウイルスは人類にとって利他的な役割を果たしているということ。生態系全体の動的平衡を促進し、生物としての人間が進化するために必要だということらしいです。なるほど。種の保存のために個体の死がある。人間という種が滅びることなく進化し続けるために、然る現象が起こっていると考えてもいいのかもしれない。こういうことはほとぼりが冷めてから言うべきかもしれないけれど、生物学的な視点から見ると確かにそうかもしれないと正直に思いました。