ウイルス感染予防のためのセルフケア

2019年末から報告され始めた新型コロナウイルスの感染は、現在世界中に拡大しているようです。新型ということで特徴はあるものの、感染の予防は基本的に一般的な風邪の予防と同じだと考え、改めてライフスタイルやセルフケアを見直しています。

ところで、私は普段テレビを全く見ないので情報収集元は主にインターネットです。3.11で学びましたが、ネットでの情報の取り方には注意を払います。流れてくるニュースにそのまま受動的に触れることは、自分に余計な不安や恐怖を募らせたり、思考停止状態に陥らせる可能性を持っているからです。情報を取るのは必要最低限にし、また海外メディアも含め広い視野で必要な情報は自分で選ぶという能動的なニュースの取り方を常に心がけています。

もくじ

共生するということ

ウイルスも人間も、あらゆるいのちは自然の摂理の一部。相手を敵視し戦おうとすればするほど、ウイルスも人間も含めた全体が苦しくなる。それも自然の摂理なのではないかと思います。お互いに共存していく上で、お互いが相手から大きな悪影響を受けずして生きていくにはどうすればよいかという姿勢で暮らすことではないでしょうか。ウイルスを脅威とし、全くもってこの世から無くそうとすること自体が不調和を生み、人間の生命力を弱らせてしまうのだと思います。

また、たとえハーブやアロマやフラワーレメディといった自然療法であっても、それがウイルスに対する憎悪や病の原因を自分の外側だけに求めることに基づいた対処方法であるならば、ウイルスに対するからだの、いのちの反応を抑圧することになってしまいます。調和の方向に向かう本来の植物の力が存分に発揮されるには、ウイルスや自分のからだの自然を知る必要があると考えています。

セルフケアの前提

ウイルスの感染に対する過剰な恐怖や不安こそが、病の根源であり蔓延の土台にあると私は考えています。恐いと感じるものを避けたいのは生きていて当然のことです。しかし、その恐怖に支配され感覚が麻痺し”自分にとって”正しい判断が分からなくなることや、どうにもならないことに対する怒りの感情とエネルギーが、病そのもののダメージよりも健康を害しているのではないかと思います。

毎年流行するインフルエンザも然りですが、ウイルスをもらう人ともらわない人がいるのは、ウイルスが好む環境を自分自身がつくっているか否かです。病に対する行き過ぎた恐怖感や嫌悪感があるのならば、それを避ける事ばかりに躍起になるのではなく、感染する必要のない自分でいられるよう心とからだを調えることに気を配りたいものです。

我が家のセルフケア実践

セルフケアの効果は一時的な実践でなく、年中通して毎日の過ごし方がものを言います。それでも、知っていること、今できることを粛々とやろうと思います。

【食べもの、飲みもの】
・新鮮な果物、野菜を多く摂る。無農薬か農薬の少ない食品をなるべく選ぶ。ご飯と味噌汁は毎日。発酵食品を積極的に摂る。よく噛んで少食を心がける。
・食品添加物、化学調味料、冷たいものは摂らない。砂糖も極力摂らない。動物性食品は控えめにする。
・ビタミンCを多く含む食品、にんにく、しょうがを積極的に食べる。
・ハーブのチンキ、シロップ(エキナセア、エルダーベリー、タイム)やハーブティー(エキナセア、エルダーフラワー、ローズヒップ、レモンバーム、ジャーマンカモミールなど)を飲む。
・レモンの蜂蜜漬けやしょうがのすりおろしをお湯で割ったもの、梅肉エキス、緑茶を飲む。

【暮らし】
・ストレス軽減につとめる。無理をしない。
・笑う。
・子どもにはテレビのニュース番組を直接的に見せない。不安にさせない。
・からだを温める。なるべく歩く。ヨガ、瞑想をする。
・外出時はハンド用アロマジェルまたはアロマスプレーを持ち歩く。マスクを着用。マスクにはアロマスプレーを噴霧する。
・子どもの胸にはユーカリバームを塗る。
・アロマディフューザーを使って精油(ティートリー、ユーカリ、ローズマリー、サイプレス、レモン、ペパーミント、パインなど)を部屋に噴霧する。

【心身の浄化】
・手洗い、うがい。手洗い用ソープには精油(ティートリー、ユーカリなど)を混ぜる。うがい水はタイムの浸剤かチンキ剤を混ぜる。
・鼻うがい。生理食塩水を作り、スポイト付きの瓶に保存。鼻から滴下し鼻腔内を洗浄する。
・口腔にハーブエキス入りの喉用スプレーをする。
・お風呂にゆっくり入る。可能なときはお湯にバスソルトと精油(その日の好きな香り)を入れる。
・心身の浄化のためにバッチフラワーレメディのクラブアップル、オリーブ、ウォルナット、ミムラスを飲用するか、お風呂や加湿器に入れる。

【良質な眠り】
・早めに寝て良質な睡眠をとる。深い睡眠のために、精油(ラベンダー、イランイラン、マンダリン、マージョラムなど)をブレンドしたオイルで首の後ろ、太陽神経叢(みぞおち)、仙骨のあたり(腰)、両足裏にさするように塗る。
・子どもの足をマッサージする。余裕のある時はアロマトリートメント(ラベンダー、マンダリンなど)をする。

ハーブやアロマは、予防に使えるというのが大きな利点です。

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